塩沢クリニック 内視鏡検査のご案内

苦痛の少ない鼻からの内視鏡検査

経鼻内視鏡のメリット

★その1.苦しくない

口からの内視鏡の場合、スコープが咽頭部を刺激してしまうため、検査中に「オエッ」という咽頭反射が起きてしまいます。これが内視鏡は苦しい検査という印象の一番の原因になっていました。経鼻での内視鏡は通るルートから咽頭部を刺激しないためこの咽頭反射がなく、「苦しくない内視鏡」が可能となります。

★その2.検査中の会話が可能でリラックスできる

経口内視鏡ではスコープが口腔内から咽頭、喉頭と入っているため検査中に会話することは基本的にできません。経鼻内視鏡であれば鼻腔からのルートをとるため、検査中に「どこどこが気になるんです」や「それはなんですか」など、希望があれば画面を見ながら会話することも可能であり、だいぶ緊張も和らぐと思います。

★その3.検査後の回復が早い

経鼻内視鏡では体への負担が少ないため、胃の蠕動を止めるような注射や鎮静剤などを使用する必要がありません。よって、検査後30分ほどもすれば飲食は可能であり、車の運転なども検査後すぐにできます。

※詳細はこちらのサイトもご参照下さい ⇒ http://www.hanakara.jp/

レーザー光源を搭載した内視鏡診断装置LASEREO・レーザー光源を搭載した内視鏡診断装置LASEREO

レーザー光源を搭載した内視鏡診断装置LASEREO

検査の流れ(内視鏡検診も含む)

1.検査前日

  1. 前日の午後9時までに食事をお済ませください。
    その後も水、お茶、スポーツドリンクは飲んでいただいて構いません。 

  2. 普段から就寝前に薬を服用している方は、いつものようにお飲み下さい。 

  3. 夕食時にアルコール類は避け、早めの就寝を心掛けましょう。

2.検査当日

  1. 食事はしないでください。
    飲水は(お水のみ)朝の7時まではOKです。 

  2. 朝の薬は基本的には検査終了後に内服していただきますが、内服薬によっては御相談します。
    高血圧、不整脈、喘息などの薬の場合は早朝に内服していただくことにしています。 

  3. タバコも吸わないで下さい。

3.検査前の準備

  1. まず、胃の中の泡をとるため消泡剤を溶かした白い液体を飲んでいただきます。 

  2. 次に、両鼻に粘膜をひろげる薬を噴霧し、約5分おきます。
    その後、通りの良いほうの鼻腔に麻酔薬を注入して、軟らかいチューブを細いものから順に2段階に分けて挿入します。 

  3. 鼻腔が狭い方の場合、前処置のチューブが通っても内視鏡が鼻腔を通らない時があります。
    その場合は説明させていただいた上で経口ルートに変更させていただく可能性があります。
    それでも経鼻スコープは細いので、咽頭反射は通常の経口カメラより遥かに軽いと思います。

4.検査中

  1. 検査時間は5~10分です。
    画像を写真にして検査後にご覧いただくこともできます。 

  2. 検査中でも医師との会話が可能です。
    質問をしたい時や、気分を告げたい時に、医師と会話ができます。 

  3. 検査中に医師の判断により胃の組織を一部採取し病理検査をすることがあり、その場合は追加で費用が発生します。

5.検査後

  1. 約30分は麻酔が効いていますので飲食しないで下さい。
    30分後に飲水をしてみて問題なければ飲食可能です。
    車の運転も問題ありません。 

  2. 組織をとって検査をした場合は、2日間はアルコールや香辛料などの刺激物を避けて下さい。
    検査後は約1時間後から飲食は可能です。
    組織の検査結果は10~14日で分かります。 

  3. 胃粘膜の凹凸を観察するための青い色素液を使用した場合は、後で尿に色がつく事がありますが心配いりません。 

  4. 検査中に中をよく観察できるように空気を入れます。
    お腹が張った感じが残る事がありますが、ゲップやガス(おなら)として出れば治ります。 

  5. ひどい痛みがある時や黒い便が出たりした時には、来院するか連絡して下さい。

6.その他

  1. 服装はゆったりしたものでお願いします。 
  2. その他、検査についてお分かりにならない事などがありましたらお聞き下さい。